高野豆腐って、子供の頃は嫌いだった食材。なんでかな?って考えてみると、高野豆腐の食感があまり好きでなかった。だし汁の味をよく吸ったあの高野豆腐。なんか、つまらない味に感じたのです。
母が作る筑前煮には、決まって高野豆腐が入っていたけれど大好きなレンコンと椎茸だけ拾って食べていました。今思えば、手間暇かけて筑前煮を作ってくれたことがありがたい。子供は残酷なものです?
そんな微妙な立ち位置だった高野豆腐ですが、最近は煮物に入れる伝統的なレシピの材料としてではなく、ヴィーガン食材としてすごく見直しています。
当然ですが高野豆腐って、スカスカなのでいろんな食材と混ぜると旨味を吸ってくれる。ジュワッとした味わいが再現できるわけです。あとは、乾燥過程でうまみが凝縮されているのでヴィーガンツナマヨやヴィーガン餃子に使うと味に深みがでる。
オプションで面倒ならやらなくてもよいけど、このレシピでは出汁に使った干し椎茸を高野豆腐に挟んでいます。それを衣で包んであげることでおいしさがアップ↑
きのこ好きなのでついつい、入れたくなっちゃうんです。でも、食べると干し椎茸の存在感はあまりなくて、バックグラウンドで味のバランスを整える役割を果たしている感じです。
味付けしてあるので、揚げたらそのまま食べても、トンカツソースをかけてもおいしくいただけます。こういうジャンキーなヴィーガンレシピ、もっと作っていきたいですねー。
椎茸の天然だしで高野豆腐トンカツ
ジュワーとおいしいヴィーガントンカツ!ジャンキーさがたまらないね。
作り方
- 漬け込み用の椎茸だしを作る。干し椎茸をフードプロセッサー で細かくする。
- しょうゆ、みりん、ぬるま湯と椎茸をボールに入れる。
- 高野豆腐を漬け込む。戻す必要がないタイプなら数分。必要があるタイプなら高野豆腐のパッケージに表示されている戻し時間(20-30分?)
- 漬けている間にカツレツの衣を作る。A. 水と小麦粉をボールに入れてよく混ぜる。B. パン粉は付けやすいようにタッパなどに入れておく。
- 漬け込みが終わったら、お好みで高野豆腐の真ん中を切って漬け込み用椎茸だしのしいたけをすくって入れる。終わったら高野豆腐の水分を軽く絞って減らす。
- 高野豆腐にA 小麦粉+水、B パン粉の順で衣を付けてキツネ色になるまで揚げる。
- おすすめは、小さめのフライパンに高野豆腐の半分くらいの高さのオイルを入れて揚げる。