子供とネットフリックス「ヒトは食べ物でできている 双子で”食”を検証”」を視聴してみたら起きたこと

「ヒトは食べ物でできている 双子で”食”を検証」というネットフリックスの番組を家族みんなで見ました。年齢制限は13+なので子供向けに作られたドキュメンタリーではありません。だから小学生が興味をもって全部視聴できたこと自体が驚き。

それだけ、惹きつけられる内容だったのだと思います。

さらに、このドキュメンタリーを見て子供たちが肉を食べるのやめてみると言い出しました。

もともと父親が肉を食べないし、私もはるさーキッチンのブログをしているので自然とヴィーガンやベジタリアンに触れる環境が家庭の中にあります。

でも、子供たちにヴィーガンやベジタリアンになることを進めたり、強制したことはなかったのでこれは意外な展開。

唐揚げ、ソーセージやハンバーグ大好きな彼らが本当に肉なし生活ができるのか、これは料理をする親の腕次第!責任重大です。

 

子供も楽しめる。よくまとまっているドキュメンタリー

うちの小学生たちは二卵性双生児です。体つきも性格も違うのでドキュメンタリーの一卵性双生児とは違うけど、双子は双子。どんなふうに育って、大人になって、それぞれ違う人生を歩んでいるのか世の中の双子に興味津々な様子でした。

小学生なので今はまだ同じ食事と生活をして育っている我が家の双子たち。

自分達が将来大人になって、食べるものやライフスタイルが別々になっていくことで体がどう変わるのか?

実際に双子で検証するなんて、めちゃくちゃ面白いですよね。

毎日自分達が食べているお菓子、避けている野菜が体に与える影響を客観的に研究者や専門家が説明しているのを見るのは、親がガミガミいうより何倍もパワフルです。 

しかもこのドキュメンタリー、単に双子で”食”を検証するだけではなく、自分達が普段食べている食肉や環境についてもわかりやすく取り上げています。

特に私が一番好きだったのは”食”を人間の健康、環境と動物に与える影響、それぞれの角度から見ている点でした。

 

大量購入したヴィーガンフード

「ヒトは食べ物でできている 双子で”食”を検証」はヴィーガンのプロパガンダのために作られたドキュメンタリーなのか?

このドキュメンタリー、いろんな人の興味を引いたようでメディアや投稿サイトでも話題になっています。

中にはヴィーガンのプロパガンダだという意見もあるようです。

Sea West News というカナダのウエブサイトで、この番組のエグゼクティブプロデューサーであるKyle Vogtがヴィーガンだから番組の視点が偏っているから気をつけなければいけないという記事をみつけました。

Netflix、「偏った」新シリーズでビーガンのプロパガンダを視聴者に提供https://seawestnews.com/netflix-feeds-viewers-with-vegan-propaganda-in-biased-new-series/

この記事では、番組の中で出てきた代替肉企業ビヨンド・ミート社は、スタンフォード大学医学部におけるプラントベース・ダイエット・イニシアチブ基金への5年間のスポンサーシップをしているので利害関係があり、これはマーケティングだとも書かれていました。

確かに。そうかもしれない。

大学の研究資金調達とか企業のマーケティングとかが絡み合ってるのかもしれない。でも、たばこやファーストフードをプロモーションするのと違って、植物性由来を推進するのって環境にも動物にもいいことがたくさんあります。

プロバガンダだと言われたらそうかもしれない。うちの子供たちもそれに乗せられたのかもしれない。

”食”が人間の健康に与える影響だけ考えたら、そうかもしれないと思えるんです。企業が豊かになるためのマーケティング。

人間が勝手に資本を回しているだけのこと。

でも、養鶏場、養豚場、魚の養殖場や森林破壊を見たらそう思えない。

素直な小学生が見ると、やっぱり、自分達が当たり前に食べている食肉が環境や動物、そして自分達の健康に与える影響を考えざる得なくなる。それが素直な反応だと思うのです。

大量、低コスト、苦しい環境で育てられた動物をこのまま消費し続けるのか?

その動物たちを育てるために、限られた資源を使い続けるのか?

ハードコアなヴィーガンってハードルが高いし、世界中のみんながヴィーガンになる必要はないと思うのです。

私が大好きな食の本では世界人口の20%が肉を口にしたことがないとあります。その多くが単純に買えないからという理由。それ以外では宗教、健康、環境や倫理的な理由で食べない人がいます。

貧困で肉が食べれない人にとっては、手に入る食べ物がすべてで、選択肢がない人もたくさんいるということです。そういう人たちにヴィーガンになれとはとても言えません。

でも、日本くらい豊かな国だったら、意識せずに消費している食肉や魚の消費を減らしてもよいのではないでしょうか?

こんなことを言うと、環境省だったらそうだよね!っていうけど、農林水産省は国内の畜産業が困るから嫌がるでしょうね。

面白いので、以下の記事も読んでみてください。

環境問題と肉食について 肉食巡り省庁バトル https://haruser-kitchen.info/meat-consumption/

我が家は、子供たちの意思と、私もそうしたいなっていうことで番組を見終わったところからベジタリアンに挑戦しています。

給食はどうするの?と言われたので、今のところはそのままで、まずは家でベジタリアンをやってみようか!とチャレンジ中。

子供たちが楽しめるようにヴィーガン・ベジタリアンの食材をその日のうちにオンラインで大量買い。育ち盛りなので、肉なしでもぐんぐん育ってもらえるようにおいしいご飯作りをがんばりたいですね。

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