子供の頃大好きだった栗ご飯を作ってみました。今回は、煮干しとかつおの出汁パックを使いましたが、昆布を使えばビーガン仕様にもなりますよ。
簡単にできるホクホク栗ご飯。やさしい自然の甘みで、子供達にも大人気のレシピです。
沖縄にも秋がきた?
9月も下旬、沖縄に秋の気配が近づいてきました。暑さが和らいでほっとしつつも、よく考えると今年は例年より秋の訪れを感じた時期が早いような気がします。というよりも、いつもは秋を感じるってほんの数週間だったような。
こういう時によく思い出すのは9年前、沖縄移住直後の9月。イギリスから来た私たちには、日差しが眩しくて、暑さと湿度は9月下旬になっても真夏のようでした。まあ、イギリスの夏はさらっとしているので、湿度の高い沖縄が余計に暑く感じたのかも。でもやっぱりこの9年間を見ても、いつもの9月はこんなに涼しくない気がします。
台風16号と17号が去ると急に気温が下がって、夜も窓全開にして寝たら寒いくらい。過ごしやすくなってほっとする一方、夏がおわっちゃったのかなと思うと少し寂しいですね。
本土と違う沖縄北部で感じる秋
秋になると、本土では普通に見かけていた栗やいちじくなどの食材。沖縄、しかも北部ではなかなかこういう食材にお目にかかることができません。埼玉に里帰りした際に、いろいろな秋の食材を見かけて感動した話を那覇の友達にすると、え、栗もイチジクも那覇では普通に売っているよ〜と言われました。一方読谷の友達は、読谷にも売ってないよ〜と言っていたので、おそらく北谷あたりで流行り食材のサプライチェーンは終わっているのでしょう。。。
そんな地産地消が進んでいる地元のスーパーで、茨城産の栗を見つけたときは、おお! 本土ももう秋なんだ。と新鮮な驚きがありました。
そして、ついつい衝動買いしてしまった1パック498円の栗。
1パック498円って、毎日の食材には使えない値段です。少なくとも我が家では。でも、沖縄で生まれ育った子供達にも私が感じて育ってきた四季を知って欲しいと思って奮発してしまいました。
亜熱帯気候の沖縄には本土のような四季がなく、長い夏の他にはそれぞれとっても短い秋冬春。5月後半くらいから水着を着て川遊び。11月も余裕で半袖を着れるくらいポカポカです。それでも、移住して10年近くなると1月の17度くらいで寒いとか思ってしまうからおかしなものです。
そんな沖縄な季節を体感している子供達には、秋の味覚といってもまったくしっくりしない。それならおいしい栗ご飯を作って、栗ご飯=ほっこり秋を彼らの記憶にも焼き付けてもらおうとエプロンを掛けていざ出陣〜。
秋の味覚 簡単ホクホク 栗ご飯
作り方
だし汁
- 550mlのだし汁が取れるように作ります。600mlのお水を沸騰させたら、だしパックを入れる。
- 1-2分煮出したらだしパックを取り出し、冷まします。
コメの準備
- コメを洗って、ざるに上げておきます。
栗の下準備
- 栗をざるにあけ、水で洗う
- 鍋に栗がかぶるくらいの40℃のぬるま湯(人肌よりちょっと熱いくらい)を用意する。
- 皮を剥きやすくするため、洗った栗をぬるま湯に入れて15分ほど置いておく。
- 栗をざるに上げて、いざ皮むきです。これが1番手間と時間がかかります。はじめに栗の下を切り落とし。切り落としたところから指で外の硬い皮を剥きます。
- 中の皮は剥けないので、包丁で切っていきます。小さくて剥きにくいので、一辺一辺を包丁で切ります。最終的に写真のようにカクカクした栗になります。
炊飯器で米を炊く
- 米、だし汁と塩を炊飯器に入れます。その上に栗を入れて、いざスイッチオン!炊飯器に炊き込みごはんというメニューがあれば選択。ふつうに炊いてもおいしく炊き上がります。
- 米が炊けたら、20-30分蒸らしてできあがり!