発酵水リジュベラックについて -1

リジュベラックについて気になったので、調べ物。

発酵水だってことはわかっているのですが、発酵水の利用がどういう風に始まったのか気になり調べたのでメモっておきます。

リューベラクは、リトアニアのクロポスで生まれたアン・ウィグモアによって発明され、 広められた一種の穀物水。この飲料は、チョルバと呼ばれる酸っぱいスープやビーガンチーズの基礎として使用できる発酵小麦ふすま、ボルシュと呼ばれる伝統的なルーマニアの飲料と密接に関連している。

穀物または擬穀類(通常は発芽)を室温で約2日間水に浸し、液体を保存することによって作られたローフード。 2番目のバッチは穀物/擬穀類から作ることができ、発酵に約1日しかかからない。 3番目のバッチからも発酵水を作ることは可能だが、味が不快な場合がある。使用済みの穀物/擬穀類は通常、後で廃棄される。

引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/Rejuvelac

玄米で作るリジュベラックってよく聞きますが、その他にもキヌアや小麦(粉ではく粒)を発芽させたものを使うこともできます。ルーマニアの飲料Bors(ボルシュ)が小麦をつけて発酵させたものらしいので、これが起源なのかな?ふむふむ。

ところで、このアン・ウィグモアさんってどんな人なんだろう?
一言でいえば、ローフードの先駆者のようです。

アン・ウィグモア(1909年3月4日– 1994年2月16日)は、リトアニア系アメリカ人のホリスティックヘルス(代替医療)プラクティショナー、自然療法医、ローフードの擁護者。

マクシミリアン・バーチャー・ベナーの「自然に戻る」理論の影響を受けて、彼女は植物が動物よりも多くの太陽エネルギー(「バイタルフォース」)を集中させ、小麦の草が体をデトックス(解読)できると主張。 彼女はまた食品添加物を避難。 アン・ウィグモア財団は非営利団体として認定を受けたが、彼女の主張の多くはQuackery(偽医療)として非難され、彼女の主張が事実であることが確認されることはなかった。

引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/Ann_Wigmore

なるほど。なるほど。ヴィーガンの中にもローフードを取り入れている人結構いますよね。

ヴィグモアさんが影響を受けたというマクシミリアン・バーチャー・ベナーさんってどんな人なのかも気になります。ベナーさんは自身の病気をきっかけにc、ローフードの効能を研究するようになったようです。

マクシミリアン・バーチャー・ベナー(1867年8月22日– 1939年1月24日)は、スイスの医師であり、ミューズリーとローフードの菜食主義の普及で有名な先駆的な栄養士。

Maximilian Oskar Bircher-Bennerは、1867年8月22日にスイスのアーラウで、ハインリヒビルヒャーとベルタクルシに生まれる。チューリッヒ大学に通い、医学を学び、後に総合クリニックを開設。クリニックが開いた最初の年に黄疸で倒れる。そして彼は生のリンゴを食べたことによって再び元気になったと主張した。この考察から生の食品(ローフード)が体に与える健康への影響を実験し、生のオーツ麦、果物、ナッツをベースにしたミューズリーを推奨しました。その後栄養研究を拡大し、1897年に「VitalForce」と呼ばれる療養所を開設。生の果物と野菜が最も栄養価が高く、調理済みおよび商業加工食品の栄養価は低く、肉は最も栄養価が低いと信じた。最終的に、バーチャーベナーは肉を完全に放棄し、菜食主義者となった。当時の他の科学者は、バーチャー・ベナーが彼の「新しい食品科学」と呼んだものにうまく反応しなかったが、一般大衆の間では療養所の実践を拡大しなければならないほど人気となった。 彼の栄養習慣と食生活は着実に人気が高まり、1939年1月24日にチューリッヒで71歳で亡くなった。

引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/Maximilian_Bircher-Benner

ビタミンが1930年に発見されるまではベナーさんの主張は根拠がないと思われていたようです。しかし、一般大衆に受け入れられたということは彼の提案する食事を実践することで体調がよくなったという人もいたのでしょうね。

そういえば!だんながよく、ミューズリーは健康に良いからと朝食に食べていますが、これってまさにベナーさんの影響なのかも。意識せずに、欧米人は多かれ少なかれベナーさんの教えを食事に取り入れているのかもしれません。

とにかく、まとめとしてはリジュベラックの発祥はローフードのようですね。ヴィグモアさんが大きな影響をベナー医師から受けているってことは、ヴィーガンの歴史にも深く関わっているのですね。食の歴史っておもしろいです。

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