ニュースをチェックしていたら、興味深い記事がありました。
メジャーな新聞に環境と食の問題が取り上げられること自体が少ないので、ちょっとうれしいです。でも、記事の内容はどうかな?
食肉が環境問題に与える影響をどう考えるべきか。環境省が今年の環境白書で、肉食を減らす運動を進める団体を紹介しようとしたところ、農林省が反対意見を出し、掲載が見送られていた。(朝日新聞2020年8月15日)
という記事。農林省としては、そんな問題を取りあげて、肉の消費が減ったら困るということなのだと思います。肉の消費が減れば、国内の畜産業が困る。だから環境白書には、そんな情報は載せてほしくない。
しかし、環境問題に取り組んでいく上でもはや切り離せない、肉食の問題。目を逸らさず、消費する側も肉食が環境にどんな影響を与えているのか理解しながら消費するべきだと思うのです。
温室効果ガスの14・5%が畜産業から排出され、このうち牛や羊などの家畜がげっぷやおならで出すメタンガスが4割とされる。国連食糧農業機関(FAO)が2013年にまとめた報告書に記載されている。(朝日新聞2020年8月15日)
地球温暖化が進んで、作物が育たなくなったら、畜産業も困るはず。今後世界人口が増えていく中で、食料困難に陥ったらあるものを食べるしかなくなるのです。知るべき情報を国民から遠ざけるより、もっと知ってもらってこれからの食を考えるのがあるべき姿ではないかなと思います。
それに畜産業や肉の消費が現象したら、成長する分野もあると思います。植物由来のソーセージやひき肉など、日本でもちらほら見えてきている食品はこれから成長していく分野なはず。
まだまだ高いけど、少しずつヴィーガンソーセージとかも見かけるようになってきました。
以前紹介した、大豆を使ったチーズとかもあるし、アイディア次第で楽しめるヴィーガン 食品ってたくさんあります。
これからも、ベジタリアン・ヴィーガン レシピや食材の情報を集めたいなと思える記事でした。
記事にしてくれた朝日新聞の伊藤喜之記者、ありがとう。